この記事ではサブスクリプションとはどんなものか解説します。利用者や企業側にどんなメリットやデメリットがあるかを理解して利用するとより便利に使えると思います。
サブスク使ってるけど本当にお得なのかな?
サブスクリプションとは?
サブスクリプションサービス、略してサブスクとは、日本語では定額課金サービスと言います。
企業から提供可能な商品の利用権を購入する仕組みです。サービスのライセンスは企業が保有しています。
利用権を購入するんだ。
サブスクはここ数年で劇的増加していますが、実は古くから同じような仕組みはありました。
それが賃貸です。賃貸は毎月決まった額を支払う事で家に住めます。
ただ家の権利は大家さんにあるため、あなたの住まいですが、持ち家ではありません。
サブスクリプションサービスで最も有名なNETFLIXでは下記のような形で、NETFLIXに加入するとNETFLIXが保持しているライセンスのドラマや映画を自由に見ることができるのです。
だから見放題が終わる作品が出てくるんだ!
この他にも、マイクロソフトのOFFICE365やAdobeのPhotoshopなどもサブスクリプションになっています。
サブスクは悪魔の発明なの?
最近では、川本真琴さんが「サブスク考えた人は地獄に堕ちてほしい」などと発言し話題になりました。
その他にも世間では、一度体験すると抜けられない悪魔の発明とも呼ばれています。
このサイトを立ち上げたきっかけも、サブスクに対して疑心暗鬼な管理人が調査も兼ねて始めました!
なぜ悪魔の発明と呼ばれるのか?
企業にとってサブスクはメリットが多い制度です。毎月決まった額の収益が入ってくるため、事業計画が立てやすく、利用者とも接点が保てるため、サービスの質の向上や新たなサービスを宣伝しやすい。
更には、利用しなくてもお金が摂取出来てしまうので、休眠ユーザーの利益も入ってくる。この点も地味に企業側にはメリットがあるのです。
利用者にはあまりメリットないの?
いえいえ。利用者にも多少なりともメリットはあります。ここまでサブスクが急成長したのには利用者のメリットもあるからなのです。
サブスクのメリット・デメリット
それでは利用者側のメリットとデメリットも合わせてみていきましょう。
サブスクのメリット
・導入コストが安い
・定額で支払うため家計簿の管理がしやすい
・選択肢が増えるため好きなものを選べる
・使うたびに得られる楽しさから継続しやすい
・サービスによっては最新版に触れられる
サブスクには多くの利点があります。最も大きなメリットは、手頃な価格で利用できる点です。例えば映画やテレビ番組を個別に購入するコストと定額制のコストを比較すると、通常、定額制に申し込むことで多くのお金を節約することができます。また金額が決まっているため、それ以上支出が増えないため管理がしやすいのも利点です。
またサービスに加入することで、他では見られないような様々なコンテンツを体験することができる場合もあります。例えば、特定のテレビ番組のファンであれば、通常のテレビでは見られないような制作秘話やスピンオフ作品などといったオリジナル番組を定額制サービスで観れるかもしれません。
その他にも、ソフトウェアであれば最新版にアップデートしたものを利用できたり、最近では高級ブランドのサブスクなどもあり、購入すると高価なものを安価で利用できるため、お試しとして浸かるなどといったメリットがあります。
一方デメリットは、
サブスクのデメリット
・所有できる訳ではない
・使っていなくても料金が発生し続ける
・依存度が高く抜け出せなくなる
・割引など会員特典は少ない
定額制サービスの利用には、デメリットもあります。最大のデメリットは、コンテンツの所有権があなたにないことです。例えば、配信している作品が突然権利がなくなり、突然見放題が終わるといった事もしばしばあります。あまり利用していなくても費用はかかります。月に数本の映画やテレビ番組を見るだけなら、個別に購入したほうがコスパがよいかもしれません。
また、使っていなくても料金は発生し続けます。今月は観ないから一旦解約しようといった事も出来ますが、結構めんどくさい。または金額が少額なのでいっかと目をつぶってしまい、知らない間に損をしていることもあるでしょう。
更にサブスクは気づいたら抜け出せなくなってしまう点もデメリットです。ずっと定額制を利用し続けることで実は一括で商品を購入しておいた方が安く済んだなんて事もあるかもしれません。お試しとして利用する場合は、期限をしっかりきめないとずるずる使い続けてしまう羽目になってしまうでしょう。
こういった感じでメリット・デメリットとともにあります。どんなサービスでもメリット・デメリットはあるため、事前にサービスを良く調べて、賢く使うのが良いでしょう。
サブスクはこれからも伸び続けるのか?
サブスクの市場規模は右肩上り
日本におけるサブスクリプション市場は今後も成長すると予想されています。昨今では若年層が高齢者よりもオンラインビデオを視聴する傾向が強くサブスクの市場を牽引しています。
2022年6月に発表された「サブスクリプションサービス市場に関する調査」では、2021年度の国内市場規模は前年度比10%増の9.615億、2024年度には約1兆2422億になると予測されています。今までは所有することが普通だった商品・サービスでも、これからは多岐に渡りサプスクで利用することが当たり前になるかもしれません!
参考データ:サブスクリプションサービス市場に関する調査を実施(2022年)
代表的なサブスクリプションサービス
カテゴリ | 代表的なサービス名 |
動画配信 | Netflix Hulu U-NEXT アマゾンプライムビデオ |
音楽配信 | Spotify、Apple music |
書籍 | Kindle Unlimited、マンガBANG |
自動車 | KINTO、カルモ |
宅配食品 | nosh(ナッシュ)、三ツ星ファーム |
サブスクにおける企業側のメリット
冒頭でも企業におけるサブスクリプションのメリットをお伝えしましたが飲食店を例にメリットを少しだけ解説します。
1.効率アップ
飲食店で定額制を導入することで期待できるメリットのひとつに、効率化があります。定額制にすることで、お客さまは滞在時間や注文数に関係なく、食事代がいくらかかるのかが明確にわかる。そのため、レストランは常にお客様の注文を追跡し、請求書を計算する必要がなくなり、時間の節約と効率化が図れます。
2.収益の向上
定額制の導入によるもう一つのメリットは、売上の増加です。定額制によって一定量売上が確保できます。天候による変動や市況により売上は変動しますが、定額制を導入することで予め売上を確保する事ができるのです。
3.顧客満足度の向上
定額制の導入によるもう一つのメリットは、顧客満足度の向上である。定額制にすることで、お客さまは自分の食事代がいくらなのかを正確に把握することができるため、会計を推測したりする必要がなくなります。その結果、過剰請求の心配がなくなり、お客様の満足度を高めることができます。
4.管理しやすい
飲食店で定額制を導入するメリットとして、もう一つ考えられるのは、管理がしやすくなるということだ。定額制の導入により、飲食店では1つの価格を把握するだけでよくなり、価格や割引の管理がしやすくなる。また、定額制にすることで、お客様にも価格がわかりやすくなり、満足度の向上につながります。
5.利用者との接点が増える
定額制を導入すると毎月サービスを利用するため必ず利用者との接点が出来ます。定額制がない場合は、一度来店しても再度来店してくれる保証はないため、広告を打つなどしないとお客様との接点がなくなってしまいます。定額制にすると定期的に接点が持てるため、新商品の告知やお友達へ紹介など宣伝効果も高くなります。
まとめ
サブスクは初期費用を抑えられ、いつでも好きな時に解約できて、モノを所有しないため置き場所や管理方法を気にする必要がないなど、気軽に利用できるメリットがあります。商品・サービスでも、これからは多岐に渡りサプスクで利用することが当たり前になるかもしれません!
この記事を書いているライターの情報
ライター:SUBRO
普段はライターとして執筆活動しています。ファッションや生活情報などを主に書いています。メガネ歴10年。コンタクトと使い分けてます。メガネはオリバーピープルズのボストンメガネを愛用。愛車はKINTOのライズ。その他、趣味はガジェットとスニーカー。iPhoneは2年に1度機種変してます。スニーカーはメーカー問わず30足以上所有。最近はHOKAのCliftonやon cloud5 waterproof 、Salomon GT6をよく履いてます。