KINTOと定額カルモくんどっちがお得？費用、保証、期間などサービスを徹底比較

車のサブスクをお探しの方で、KINTOと定額制カルモくんとでお悩みの方、この記事を読むとどちらがお得か、どういった方におすすめかが解ります。費用、補償、期間などサービスの違いを徹底的に分析します。

車のサブスクを選ぶ際に注視すべき点

車のサブスクで業者を選ぶ際に最も注意すべき点は以下の6点です。

1.契約期間
2.月額費用と含まれる内容
3.中途解約の有無
4.車の買取が出来るか
5.走行距離の縛り
6.中古車の取り扱い
7.残価設定について

KINTOと定額カルモくんの比較について、1〜6を中心に解説してきます。
7の残価設定については、定額カルモくんもKINTOも残価クローズドエンド方式のため契約終了時に残価を払う必要はありません。そのため今回解説は省きます。
1〜6までのサービスの詳細については記事の後半でも解説していますので、是非チェックして下さい。

定額カルモくんとKINTOのサービス比較表

まずは両社のサービスの比較表になります。ざっと把握しておきましょう。

	KINTO	定額カルモくん
契約期間	3年、5年、7年	1〜11年（1年単位）
自動車保険	月額に含む	別途加入
ボーナス払い	月額に含む	不可
頭金	可能	不可
車種	トヨタ、レクサス	国産全車種
メンテ代	月額に含む	プランによる
車貰えるか	不可	プランによって可
走行距離	1500km/月	1500km/月 7年契約以上で制限なし
HP	公式HPはこちら	公式HPはこちら

サービスの比較の概要が理解できたところで、定額カルモくんの特徴から詳しくみていきます。

KINTOの特徴

KINTOはトヨタが運営している車のサブスクリプションサービスです。近年、若者を中心に加入者が増えているサービスです。

KINTOは、任意保険が月額に含まれているため等級が低い方に向いています。またはじめて車を利用する方にとって、正規ディーラーからの整備が受けられる点や、月額に諸々含まれているため、面倒な手続きが不要な点など利点が多いと思います。

また税金の観点から、新車を買うよりも月額で減税が見込めるため、法人や個人事業主の方にもおすすめです。

KINTOの契約期間について

基本的にKINTOの契約期間は、3年、5年、7年となっています。
これに加えて、解約金フリープランというのがあります。いつ解約しても解約金がかからないプランです。

解約金フリープランは通常の契約と異なり、申込み金が発生します。
申し込み金は、月額利用額の約半年分を頭金として支払う必要があります。

いつでも辞められるメリットがあると同時に、頭金が必要になるデメリットがあります。

KINTOの月額費用と含まれる内容

KINTOは、駐車場代、ガソリン代以外にかかる費用は、ほぼすべて月額に含まれています。

若い方に人気の理由が月額に任意保険が含まれている事です。等級の高い方にとっては、任意保険が引き継げないのはデメリットになるでしょう。

現在等級の高い方でも、2台持ちなどの場合は6〜7等級から開始になってしまうので、2台持ちを検討の方にとっても良いといえます。

またトヨタの正規ディーラーのメンテナンスが受けれるのもメリットです。

整備や車検など自分でやるのが面倒な方にとってはトヨタディーラーで行ってくれるのは利点だと思います。

KINTOの中途解約の有無

解約金フリープランに入らない限り、途中解約は原則出来ません。どうしても解約しないといけない方は、違約金を払う必要がありますので、契約年数に注意が必要です。

KINTOの車の買取りについて

KINTOでは車の買取はできません。また長期利用でもらえるというサービスもありません。

KINTOの走行距離制限について

KINTOは月に1500kmという制限があります。超えた場合は精算時に追加金を払う必要がありますので注意が必要です。

KINTOの中古車の取り扱いについて

KINTO ONEというサービスで中古車を取り扱っています。通常のKINTOと異なる点は、申込金が20%ほど発生します。
100万円の中古車の場合、20万円ほど先に支払う必要があります。

※KINTOの審査についてはこちらを参考にしてみて下さい。

定額カルモくんの特徴

定額カルモくんは2018年にスタートした車のサブスクリプションです。

リース料金が安く契約期間を1年ごとに出来るのが特徴です。

また7年以上の契約の場合は契約満了後車がもらえるのが特徴です。更に原状回復が15万円まで無料となっています。

定額カルモくんの契約期間について

定額カルモくんは1年から11年まで契約が可能です。

KINTOの場合は、契約年数が3年、5年、7年が基本となっていますので、KINTOに比べると定額カルモくんは、契約年数が柔軟に選ぶ事が出来ます。

定額カルモくんは7年以上の契約の場合は、

・走行距離無制限
・契約満期で車がもらえる(月500円のオプション加入が必要)

というお得なサービスがプラスされるため、長期間で借りる予定の方にとっては、かなりお得だと思います。

定額カルモくんの月額費用と含まれる内容

定額カルモくんは、他社に比べて月額だけでは圧倒的に安いです。
ただ月額だけみでしまうと安く見えますが、他の業者には含まれている内容がなかったりします。

まず、定額カルモくんは、月額に自動車保険(任意保険)が含まれていません。

また月額費用と含まれる内容として、メンテナンス内容がります。カルモくんは、メンテナンスはオプションによる選択になります。

メンテナンスの立て替えはプランによって範囲が異なるため注意が必要です。

車に詳しい方にとっては、整備や車検を選べるのはお得かもしれませんが、詳しくない方にとってはKINTOのようにトヨタの正規ディーラーがメンテナンスしてくれる方が楽かもしれません。

自動車保険やメンテナンスなどオプションが多く、初心者にとってはやや難しく思う点もあるかもしれませんが、
契約期間を9年、11年にするとかなり月額費用が安くります。

N-BOXが長期契約で18,000円で車検込みで乗れるのはかなり安いと思います。

定額カルモくんの中途解約の有無

原則契約期間中の解約は承ってません。解約の際は規定に則り損害金が発生するので注意が必要です。

定額カルモくんの車の買取について

定額カルモくんは7年以上の契約をすると最後に車をもらうことができます。
ただし、月額500円のオプションに加入する必要があります。

車をもらう事を念頭に契約する方はオプションに入るのを忘れずにしましょう。

定額カルモくんの走行距離制限について

どの業者もだいたい月に1500kmの縛りがあります。カルモくんも同様です。
カルモくんが他社よりもお得なのは、7年契約以上で無制限になる点です。

定額カルモくんの中古車の取り扱い

カルモくんが他社と異なる点は、中古車を扱っている事です。車のサブスクで中古車を取り扱っている業者はそこまで多くないため、費用を抑えたい方にとってはお得になります。

KINTOと定額カルモくんメリット・デメリット

上記で解説した内容を基にKINTOと定額カルモくんのメリット、デメリットを比較するとそれぞれ以下になります。

KINTOのメリット・デメリット

メリット	デメリット
自動車保険や車検が月額費込み 正規ディーラーのメンテナンスが受けれる 途中解約もできる ボーナス払いも可能	任意保険が引き継げない トヨタとレクサス以外がNG のりかえGOや解約は費用がかかる 車がもらえない

定額カルモくんのメリット・デメリット

メリット	デメリット
車種が多い 契約期間を1年ごとに出来る リース料金が安い 任意保険が引き継げる 契約満了後車がもらえる	メンテナンスがプラス料金 現状回復が条件 名義変更手数料が自費(1万くらい) 頭金、ボーナスができない 任意保険が別途料金になる

KINTOに向いている人

KINTOに向いていいる人は以下のような方です。

・等級が低い人
・車をカスタマイズしない人
・家計管理を明確さを重視したい人
・メンテナンスなど手間をかけたくない人

KINTOは、任意保険が月額に含まれているため等級が低い方に向いています。またはじめて車を利用する方にとって、正規ディーラーからの整備が受けられるや、月額に諸々含まれているため、面倒な手続きが不要な点など利点が多いと思います。
また税金の観点から、新車を買うよりも月額で減税が見込めるため、法人や個人事業主の方にもおすすめです。

個人事業主の方など仕事で使う車は法人名義にしちゃいましょう。
参考：仕事で使う車は法人名義にしちゃいましょう

KINTOの評判・口コミ

定額カルモくんに向いている人

定額カルモくんに向いていいる人は以下のような方です。

・自由度を求めている人
・等級が高い人
・長期で利用する人
・買取も視野に入れている人

定額カルモくんは、リース期間やメンテ、任意保険などの選択が自由にできるため、自分でカスタマイズしたい方やある程度車に詳しい方に向いていると思います。

また長期間利用は「月額が安い」「満期で車がもらえる」「走行距離がない」メリットが高いため、
7年以上の契約の方に向いています。

対象的に定額カルモくんは1年単位でも借りられます。期間を優先したいという方にとってもお得に使えます。更に7年以上の契約で走行距離制限がなくなるため、普段使いで車を利用する方にとっては大きな助けになるでしょう。

長く車を借りたい、小さいお子さんがいる、仕事や介護で使うなど、普段よく車を使う家庭にとっておすすめです。

業者を選ぶ際の基礎知識

ここからは、記事の冒頭に提示した業者を選ぶ際に注意する点について詳細を解説します。

契約期間の違い

サブスク業者によって契約期間は異なります。3年、5年、7年というのが一般的ですが、最長11年と長いものもあります。
車代やメンテナンス費用などを期間で割るため、期間が長くなる程、費用は安くなります。

月額費用と含まれる内容の違い

自動車保険は、事故やその他の車両関連の問題が発生した場合に補償してくるれる保険の一種です。

必ず加入する必要がある「自賠責保険」と自賠責で補えない部分を補償する「任意保険」の2種類があります。

一般的に自動車保険というと「任意保険」を指します。任意保険に加入することで自動車事故における全般の補償を受けることが出来ます。

車のサブスクには、月額料金に任意保険込みとなっているサービスとそうでないサービスがあります。

月額料金に任意保険込みとなっているということは金額が一定になります。

任意保険は等級が低く割引の少ない若者にとってメリットが大きいと言えるでしょう。

任意保険の等級の仕組み詳細

「任意保険」は年齢や事故歴に応じて1等級から20等級によって別れています。

等級が高くなるほど保険料の割引きが高くなるので保険料が安く済みます。

はじめて加入する方は6等級からスタートとなります。6等は-13％ですが、10等は-46％の割引きとなります。

6万円の保険料の場合、年間で2万円以上の差が生じるのです。

メンテナンスの違い

サブスクは車を業者から借りているので、返す時にきちんとした状態にして返せるようメンテナンスも大切です。

サブスク業者によって、メンテナンス費用が月額込みのものと、自身で一時的に支払いし、後に費用を精算してくれるものななどがあります。

車に詳しくない方は、月額に含んでいた方が良いと思います。

支払い方法(ボーナス、頭金)の違い

サブスク業者によって、ボーナス払いや頭金が可能なサービスもあります。

頭金が払える方で新車が乗りたいという方にとっては、サブスクを利用しなくてもローンで購入した方が費用は抑えられるかもしれません。

なお、支払いについてはクレジットカードで支払いをする業者が大半なので、ポイントも貯める事が出来ます。

中途解約の違い

車のサブスクは車体価格やメンテナンス費用などを契約期間から決めるため、基本的に途中解約は出来ません。
しかし、メーカーによっては途中で解約できるプランを用意しているメーカーもあります。

車の買取の違い

車のサブスクは基本的に業者から車を借りている状態になります。しかし業者によっては7年以上の長期間契約の場合、満了時に車がもらえるサービスもあります。

走行距離制限の違い

何度もお伝えしている通り、車のサブスクは基本的に業者から車を借りている状態です。返却後も車が使えるよう走行距離に制限があります。長期プランによっては無制限になるサービスもあります。

中古車の取り扱いの違い

メーカーによっては新車だけでなく中古車も取り扱っています。

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